じゃがいも種芋植付機【ジャガール】の使い方を動画でご紹介いたします。
1.エンジンのかけ方
必ず前方と後方にある安全スイッチを「入」にしてエンジンをかけてください。
2.走行モードから植え付けモードへ変更する方法
鋤(スキ)と前輪のボルトの位置
鋤と前輪のボルトの位置をかえることで、軽トラックにのせる時や、車道でジャガールを動かす時に鋤先や畝立て機が地面にあたらず、スムーズに乗せる事が出来ます。
3.ホッパーを種芋に入れて調整する方法
シャッターの開け閉めと種芋の量
シャッターを「ゼロ」の位置に設定する事で、大量に種芋が落ちないようにできます。 その後少しずつシャッターを開けたり締めたりしながらホッパーの上部から下へ落ちる種芋の量を調整して下さい。慣れてくると、ほぼ全部の種芋を開け閉めだけでベルトコンベアに種芋をのせることができます。
4.椅子の調整方法と種芋の供給の仕方
①椅子の位置
椅子の高さはワンタッチで変更できます。座りやすい高さに調整すると楽に作業が出来ます。
②ホッパー下部の種芋の量
ホッパーの下部には動画に映っているくらいの種芋の量がベストです。シャッターの開け閉めでホッパー上部から下部へ種芋を移動させてください。丸い種芋は約9割、1/2や1/4に切った種芋だと約8割ベルトコンベアにのります。
5.補充箱の使い方とじゃがいもの補充方法
ホッパーの両サイドについている透明シートの位置
必ずホッパーについている透明のシートを補助箱の中にいれてください。 そうすることでホッパーの中にある種芋がこぼれません。
6.植え付け時、運転者の操作方法
- 株間が13~16cmの時は、3速に設定すること
- 株間が18~24cmの時は、走行に設定すること
工場からの出荷時は、株間は20cmに設定されています。
7.植え付け時、補助者の操作方法
安全スイッチの位置を確認すること
補助者(乗る人)のちょうど胸の位置ぐらいに安全スイッチがあります。
種芋が沢山出過ぎた時、手が挟まりそうになった時は、安全スイッチを必ず押して下さい。 スイッチを押すとエンジンが止まります。
作業を再開する時は、必ず補助者側の安全スイッチと運転者側の安全スイッチを「入」にして作業を再開して下さい。
8.畝立て調整方法
成形機を上げ下げすることで、土の鎮圧や量を調整します。
土の量が多く、ジャガールに抵抗がかかる時は、成型機の上部ボルトをゆるめ、 成形機の位置を上げます。土を鎮圧したい時は成形機の位置を下げます。
微妙な調整は、成形機についているバネで調整して下さい。(動画参照)
固い土や、やわらかい土、サラサラした土によって、調整かわってくると思いますので、 色々試してみて下さい。
9.株間変更方法
ギアを変更した後は、必ずチェーンがまっすぐにギアにかかっているか確認してください。
走行に設定▼
歯数 | 植付ピッチ |
---|---|
15丁 | 18cm |
14丁 | 20cm |
13丁 | 22c m |
12丁 | 24cm |
3速に設定▼
歯数 | 植付ピッチ |
---|---|
15丁 | 13cm |
14丁 | 14cm |
13丁 | 15c m |
12丁 | 16cm |
10.方向転換の方法
車体を押し下げると楽に方向転換できます。
11.タイヤ幅の変更方法
前輪の軸の取り付け位置を変更する事で、前輪の幅を60cm、又は65cmに変更できます。
後輪は後輪ボスを組み替える、又は左右のタイヤを入れ替える事によりタイヤ幅を60~70cmに変更できます。
12.植え付けモードから走行モードへ変更方法
鋤先(スキサキ)をあげることと、前輪のボルトの位置を変更してください。
鋤が地面に当たらずスムーズに移動できます。
13.軽トラックへの乗せ方
必ず一速で運転しましょう。
14.トラックからの下ろし方
必ず一速で降ろして下さい。後方確認をし安全に運転しましょう。
15.植え付けベルト(搬送コンベア)が伸びた場合の対処方法
ボルトをゆるめてテンションローラーを左右均等に張って下さい。
16.走行ベルトの張り方
走行ベルトの調整
シャトルシフトを「前進」「後進」に入れても動かない場合、 走行ミッションベルトの調整が必要です。走行ベルトを張って下さい。
コンベア側のVベルト
植付クラッテレバーを「入」に入れても植え付けベルト(搬送ベルト)が動かない場合には、ベルトが伸びたり緩んでいます。そういう時は、コンベア側のVベルトを張って下さい。
17.チェーンの張り方(運転者からみて左側)
手袋をはめてチェーンを張りましょう。(動画は素手ですが決してマネしないでください)
18.クラッチワイヤーの調整方法
「前進」のクラッチワイヤーを調整する時は、運転者から見て右側のワイヤーを調節します。
「後進」のクラッチワイヤーを調整する時は、運転者から見て左側のワイヤーを調節します。
19.ジャガボーイ取り付け方法
駆動側のギアとジャガボーイをつなぐチェーンが真っ直ぐにかかっているか確認して下さい。
20.メンテナンスの仕方
各所チェーン、ギア、ベアリングなどへの油さしを行って下さい。
そうすることで、故障が少なく稼働時期にスムーズに動いてくれます。